バッテリー交換で散財しないために過充電対策をやってきた
MacBook Proをバッテリー膨張で修理して以来、過充電予防策をイロイロと練ってきました。
MacBook Proをデスクトップで使っている場合、ACアダプタを繋ぎっぱなしにしているとバッテリーが100%充電に保たれて、寿命が短くなったり膨張したりします。
保証切れ後のバッテリー交換は万単位のお金がかかるのでできれば避けたいものです。
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新型コロナ状況下のApple StoreジーニアスバーでMacBook Proの修理を依頼した話
MacBook Pro 2015のバッテリーが膨張してしまったので、Apple Storeのジーニアスバーに行って交換修理をして貰いました。ついでにスピーカーの音割れも修理。新型コロナウイルスの影響でいつもとは違った感じでした
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MacBook Proバッテリー膨張の再発防止にデジタルコンセントタイマーCT24Dを導入
MacBook Proの過充電によるバッテリー膨張の再発を防止するため、デジタルコンセントタイマーCT24Dを導入しました。ちょっと使い方に癖があるので備忘録として残します
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MacBook Proのバッテリー残量を定期的に監視して過充電と電池切れを防いでくれるシェルスクリプトを作ったらcronで動かずに困った話
Macのバッテリー膨張を防ぐために一定量充電されたらACアダプタを外すように促し、一定以下に電池残量が減ったらACアダプタを繋ぐように促すスクリプトを作りました。画面中心にダイアログが出るので無視できないのが特徴です
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バッテリー警告Automatorアプリに、しばらく放っておいてもらうオプションを増やした
以前作ったMacBook Proのバッテリー過充電・過放電警告Automatorスクリプトにしばらく放っておいてもらうオプションを付け加えました。電池のことは気にせずに作業に集中したいときに便利です。
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1年くらいでは繋ぎっぱなしでもまだ膨らまないと思うので、対策の効果は定かではないのですが、とりあえず無事に使えていました。
Big Surには「バッテリー充電の最適化」がある
しかし、これらの対策はOSを現在の最新版MacOS Big Surにアップグレードしたことで、要らなくなりました(多分)。
Big Surには環境設定の「バッテリー」に「バッテリー充電の最適化」というオプションがあり、これをチェックしておくと過充電を防いでくれるみたいです。
「バッテリーの状態」ボタンを押すと次のような設定がでてきます。バッテリー寿命の管理はデフォルトでオンになっていました。
おそらくここが正常でなくなったら交換するということなのでしょう。
Appleの説明には以下のようにあります。
macOS Big Sur では、「バッテリー充電の最適化」という機能がバッテリーの寿命を延ばし、Mac がフル充電されたままの時間を短く抑えてくれます。この機能を有効にすると、所定の条件下で、Mac は 80 パーセントまで充電したら、その後の充電を遅らせます。Mac は普段の充電パターンを学習し、電源から外した時点でフル充電されている状態を目指します。
Mac でバッテリーの充電が一時停止または保留されている場合
確か、この機能はBig Surの前バージョンMacOS Catalinaで搭載されていたと思います。ただ、Catalina自体が不安定だったので私はMojaveの戻してそのまま使っているうちにBig Surが登場、最近になってようやくアップグレードしました。
ただし、この機能は Thunderbolt 3 ポートを搭載したMacノートブックに限られるそうです。ウチでもMacBook Pro (2018)では使えますが、MacBook Pro (2015、Thnderbolt 2)ではこの項目が表示されません。
1ヶ月くらいで私の使い方を学習した
このオプションを有効にしても最初はなにも起きませんでした。
今まで通りバッテリーは100%に充電されていました。
しかし1ヶ月ほど経過すると徐々にバッテリーが減り始め、80%前後のところをうろうろするようになりました。
どうやら私がACアダプタを繋ぎっぱなしで使っていることをシステムが学習したようです。
公式のバッテリー保護機能が使えるようになったことで、コンセントタイマーや自作の電源監視アプリの使用は中止しました。
電源周りがスッキリしてめでたしめでたしでした。