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ギターのシールドにミュートスイッチ付けたら便利だった

ミキサーにミュートスイッチがないと不便

私は色んな楽器を弾きます。

楽器ごとにアンプを用意したり、繋いだりは面倒くさいので、ミキサーを使っています。

全楽器の出力をミキサーに集めて、そこからヘッドホンやアンプで音を出します。

ミキサーと楽器の電源はひとつの電源タップに集約してあります。

電源タップのスイッチをONにするだけで、すべての楽器の音がヘッドホンで聴けるようになっています。どの楽器でも弾きたくなったらすぐに弾けるのでとても便利です。

使っているミキサーはヤマハのMW10cという機種です。結構年代物ですが気に入っています。

ただ、MW10cにはミュートスイッチが搭載されていません。

このため、Volを上げた状態でギターやベースなどを繋ぎっぱなしにしているとノイズが聞こえてしまいます。特にハイゲインのエフェクターを繋いだギターのノイズは気になります。

ミキサーのVolを絞れば良いのですが、セッティングを弄るとまた直すのが面倒なんですね。

ないなら作ろうというわけでミュートスイッチを作ることにしました。

家電用の中間スイッチを使用

最初は2つのジャックの間にスイッチを入れたミュートボックス的なモノや、

プラグとジャックをスイッチで繋ぐ変換器的なものを考えていました。

でもそんなに大げさにしなくても、家電の電源コードについてる中間スイッチでいいんじゃないかということで、市販のギターシールドを切って間に中間スイッチを入れてみることにしました。

半田付け不要。簡単にできた

Amazonで安いシールドとPanasonicの中間スイッチを買いました。

Panasonicベター3A中間スイッチB/P WH5403BP

このスイッチは、2本の線を繋ぐことができます。スイッチによるON/OFFは片側だけです。

シールドの被服を向いて、GNDは繋ぎっぱなしにして、芯線の方をスイッチ回路に繋ぎます。

工作そのものは非常に簡単です。

もともとは並行な電源ケーブル用のスイッチなので、シールド線とは形状的に合わない部分があります。

引っかかる部分は削りました。

テストできちんと動作を確認したあとは、ホットボンドで隙間を埋めて補強し、自己融着テープも巻いておきました。

動作は良好、たいへん便利

実際に使ってみたところ、不要な楽器の音を簡単にミュートできてとても便利です。

ON/OFFどちらの状態でもスイッチが原因と思われるノイズは聞こえませんでした。

普段はエフェクターとミキサーの間に入れていますが、ギター側に付けても良さそうです。

スタジオでアンプ直結で使う時に、このスイッチ付きシールドを使うと、簡単にミュートできて便利そうです。

金銭的にも技術的にもコスパの高い工作でした

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