Googleカレンダーで予定を検索しても見つからない!
Googleカレンダー、めちゃくちゃ便利なのでもう何年も使っています。
しかしひとつ問題があって、検索が信じられないほど弱いのです。Googleなのに。
ずっと昔から、予定を検索しても見つからないことがしょっちゅうあります。
今までは、まぁ仕方ないねーと人力で見つけて済ませていたのですが、なんかちょっと調べてみようかと思ってテストして対応策も考えてみました。
結論から言いますと、
どうしてもGoogleカレンダー上で検索したいなら
「単語間にスペースを入れておく」
と検索性があがるみたいです。
しかし、おすすめは
「他のカレンダーアプリやシステムと同期してそっちで検索する」
です。
【追記】その後、こんな記事も書きました。
Googleカレンダの検索は前方一致の単語完全一致?
Googleカレンダーでどんなパターンが検索できないのかを調べてみました。
注:ワイルドカードは効きませんでした。またGoogleのヘルプにある検索期間指定も効果はありませんでした
前方一致っぽいけどちょっと違う
まずGoogleカレンダーに
"TEST試験" "試験TEST" という二つの予定を入力しておきます。
"TEST"で検索すると
"TEST試験"しか見つかりません。
"試験"で検索すると
"試験TEST"しか見つかりません。
つまり前方一致なのかと思いますが
"試験T" や "TEST試"で検索すると
何も見つかりません。
単純な前方一致ではないようです。
また、"験T"や"T試"といった文字列の中間部分で検索しても
何も見つかりません。
Google側で独自に単語の区切りを設定?
じゃぁ、半角と全角の混在がダメなのかと思いました。
"TEST試験"という全て全角の予定を入力しました。
すると"TEST"でも"試験"でも検索できました。
ところが"試"や"T試"ではやはり検索できません。
どうやら文字列に対してGoogle側で独自に単語の区切りを設定している感じがします。
半角ではどうでしょう?
"TESTSHIKEN"と"SHIKENTEST"という全て半角の予定を設定してみました。
これは"TEST"でも"SHIKEN"でも見つかりません。完全一致でのみ検索可能でした。
数字は後方一致!?
一応半角数字もやってみたら面白い結果がでました。
まず、"123TEST"と"TEST123"という予定を入力。
これは"123"では検索できませんでした。半角英数字は全部一緒の扱いっぽいですね。
ちなみに"123test"と小文字にしても一緒でした。
ところが全角文字と半角英数字を組み合わせると話は違ってきます。
"123テスト"と"テスト123"とい予定を設定します。
"123"で検索すると"テスト123"だけが見つかりました。
全角と一緒にある半角数字は文字列の一番最後にある時だけ見つかります。
こんな感じで、どうもよく分からない仕様になっていました。
何しろ世界一頭のいい人達が作った仕様ですから、きっと何か凡人には分からないすごい意味があるんだろうと思います。
Googleの社員さんともなると記憶力が良すぎて検索語は常にフルで指定、部分一致での検索などしないのかもしれません。
検索はMacやiOSのカレンダーでやる
そうは言っても凡人にも予定を検索したいときがあります。
対処法として考えられるのは予定の単語にスペースで区切りを入れるというものがあります。
"TEST 試験"とか"試験 TEST""TEST 123"や"123 TEST"としておけば検索性が上がります。ただし"TES"のような部分一致では見つかりません。
「安なんとかさん」「Wilなんとかさん」みたいに人名とかを曖昧に検索するのは難しそうです。
さて、いつまでも嫌みを言っても始まりません。
より実用的な解決方法はMacやiOSのカレンダーを同期させてそっちで検索することです。
たいていのカレンダーアプリにはGoogleカレンダーとの同期機能がありますので、データを同期してアプリ上で検索すれは見つかります。
と思ったら完璧ではないみたいです。
偶然見つけましたが、"test123"という予定はmacのカレンダーの検索では"test"でも"123"でも見つからず、"test123"という完全一致でのみ検索できました。なお、iOSでは問題なく検索できました。
不思議ですね。カレンダーの検索って何か特殊な事情があるのでしょうか。まいっか。
ちょっとした例外もありますが、検索できない問題はmacかiOSのカレンダーを使うことで解決できます。
そもそも私がGoogleカレンダーを使い始めたのは、Macのカレンダーアプリの使い勝手があまり好みでなかったためでした。
同様にGoogleカレンダーの検索に不満があれば、検索の便利なアプリを使えばよいわけです。適材適所ってやつですね。
実際には、カレンダーを検索する機会は意外と少ないんですよね。それが今でもこの仕様が放置されている原因なんじゃないかなとも思います。
データをダウンロードしてpythonでテキストに変換する方法も
色々調べているうちにGoogleカレンダーのデータをダウンロードしてテキスト変換するという記事も見つけました。
今回はやりませんでしたが何かの時に役立つかもしれないのでクリップしておきます。
ちなみにiCalenderとicsは同じ形式らしいです。