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QNAPのNASとMacbook Proを2.5G Ethernetにしたらスリープ時にLANが切れてしまう問題が発生

10Gは大変そうだけど2.5Gは簡単

4年前にQNAPのNAS(TS-253B)を買った時には、そのうち10Gイーサーネットにするつもりでした。NASにはPCIカードスロットがあるので10Gイーサネット対応に拡張可能なのです。

NASには動画ファイルをコピーすることが多いので、それを高速化したいと思っていました。

しかし、10Gイーサーネットは一向に普及しません。機材は高いままだしケーブルとかも全部違うので依然としてハードルが高いです。

そんなわけで家庭内LANの高速化はすっかり諦めていたのですが、最近になって2.5Gイーサネットというのがあることを知りました。

調べてみると機材価格は10Gに比べたら遙かにリーズナブルですし1Gとの混在も可能です。

ケーブルもカテゴリー6で良いということなので、試しに導入してみることにしました。

速くしたいのはMacとNASの間だけなので、そこだけ2.5Gで繋がるようにします。

機材はアマゾンレビューなどを見ながら適当に決めました。

MacBook Pro(M1 Max 2021)に付けるアダプタは「Anker PowerExpand USB-C & 2.5Gbps イーサネットアダプタ 」(4,700円くらい)にしました。

QNAP NASに入れる拡張カードはQNAP純正品の「2.5GbE ネットワーク 拡張カード silver QXG-2G1T-I225」( 7,500円くらい)にしました。

2.5G対応のハブにはプラネックス 「Planex 8ポート 2.5GBASE-T スイッチングハブ FX2G-08EM」(15,000円くらい)を選びました。

ファンレスで無音なのが良いです。

5ポート製品もありますが、一応、将来を見据えて8ポートにしました。

ケーブルはサンワサプライのCAT6 フラットタイプを選択しました。

QNAP NAS TS-253Bに拡張カードを取り付け

作業らしい作業はQNAPのNASに拡張カードを付けるところだけです。

フロントカバーを外します

黒い金属カバーを止めているネジを外します。確か上下の2つ。

ちょっと後ろにずらして引き上げると金属カバーが外れます

拡張スロットは上の方にあります。

端子穴のカバーを外します

カードに付属のブラケットからTS-253Bに合うものを選んで交換します。

差し込んでカバーを閉じれば終了

接続はこんな感じで従来の1G LANと混在しています。

繋げば動くはず、、、が

だいたいのネットワークはモノは繋げば動くんですが、今回はそうなりませんでした。

Macが起動してもインターネットに繋がりません。NASも見えません。

Macのネットワーク設定を見ると自己割り当てIPになっています。

ハブやLANアダプタのLEDを見るとちゃんと2.5Gで接続されています。

Mac側のWifiをオンにするとそっちは繋がります。

WifiからはNASにもアクセスできるのでNASとWifi、ハブは正常です。

どうやらMacのUSB-LANアダプタからルーターのDHCPに接続できないみたいです。

こういう時の自分のセオリーにしたがって、コネクタの外して繋ぎ直したり、再起動したりしているうちにいったんは認識されました。

やれやれと思って使い始めましたが、どうもおかしいです。

Macがスリープ(サスペンド)から復帰するとまた自己割り当てに戻ってしまいます。USBの抜き差しや再起動をすると再び繋がります。

アダプタの相性かなと思って、USB-LANアダプタをもう一個買ってみたのですが症状は変わりませんでした。

うーん、困った。

電源切って休ませたら治った

いろいろ検索して見つかったのがplugableというメーカーのドッキングステーションに関するナレッジです。

メーカーは違いますが、私もドッキングステーション(Caldigit TS3+)経由でUSB-LANアダプタを繋いでいました。

手順としては以下のようなもの。要するに電源を切って待つ。という感じです。

ドッキングステーションをMac から外す
ドッキングステーションの電源アダプターを外す
Macをシャットダウン
完全にシャットダウン後、1~2 分待ってから起動する
ログインしさらに 1~2 分待つ
ドッキングステーションに電源アダプターを接続
Macとドッキングステーションを再接続する

で、これが見事に効いて、スリープ後も繋がるようになりました。多分ルーターやシステムが以前の設定を忘れてくれるための時間が必要なのでしょう(適当な想像)。

ただ、切断される現象はMacのUSB-C(Thunderbolt)端子に直接LANアダプタを付けているときにも発生していたのですが、まぁとにかく解決したからいいかという感じです。

あと環境設定の電源関係で「可能なときはHDDを切る」をオフにしました。なんとなく。

変に弄ってまた繋がらなくなっても嫌なので、さらに突き詰めた原因究明とかはしていません。

ちなみに、QNAPの設定画面では2.5Gアダプタはこんな感じに表示されます。

以前は1G端子に振っていたプライペートな固定IPを2.5Gアダプタに付けました。

転送速度には満足

肝心の転送速度には十分満足しています。測定はしていませんが、体感で2倍くらい出ている感じです。

2.5Gの速度に関してはあちこちにちゃんとしたレビュー記事があるのでそちらの方が役立つと思います。

以前は、SDカードの画像や動画ファイルをNASに転送する時、時間がかかるのでMacをしばらく放置することが多かったのですが、今は見ているうちに終わる感じです。

例えば10分のコピーが5分、60分のコピーが30分で終わると結構な短縮です。

とりあえず2.5G化はコストに見合った効果が出ていて「やって良かった」と思いました。

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