久々に見た発泡スチロールの立派な塊
下の記事で紹介したHuaweiの28インチモニタはその後もばっちり動いています。
動作も安定しているし、そろそろ箱を捨てようと思いました。
外箱の段ボールは普通に資源ゴミに出しました。
問題は中の 発泡スチロールです。
最近は緩衝材の紙化が進んであまり発泡スチロールを見かけることはなくなりました。
しかし、このMate View 28はがっつり発泡スチロールで包まれていました。
写真は解体途中なのですが、まぁ本当にイマドキ珍しい立派な発泡スチロールです。
大きくて堅くて丈夫なので、手では割れないし、カッターとかで切ろうとすると危ないです(経験談)。
発泡スチロールを安全に効率良く切るには、やはりニクロム線の熱で切る電熱カッターが一番です。
そんなわけで自作することにしました。
ありもののパーツで構成
どうやら昔、スチロールカッターを作ろうとしたことがあるらしく、パーツ箱の中にニクロム線がありました。
太さは0.26mm。
これに電源ターミナルと、ワニグチ、百均の木材を使って作ることにしました。
難しいことはありません。ニクロム線に電流を流すだけです。
木材をコの字型に組みます。
恒久的に使う物ではないのでクランプ固定にしました。
クランプは置くときの足代わりにもなります。
位置合わせが簡単なように、ガイドストッパーとなる木片を貼り付けておきました。
両端にはターミナルを取り付けて、ニクロム線を張ります。
ただし電源供給にはターミナルを使いません。
ターミナルから少し離れたところにワニグチクリップを付けて、そこから電源を供給します。
こうすることで熱くなる範囲を限定しています。
スチロールを切るくらいの熱ならターミナルから供給しても大丈夫なのかもしれませんが念のため。
電源は実験用の安定化電源から供給しました。
様子を見ながら徐々に電圧を上げていき、だいたい7.5V・1Aから10V・1.3Aくらいまでの間で使いました。
電圧が高いほうが速く切れますが匂いがきつくなりますし、燃えちゃっても困るので、ほどほどの電圧にしました。
完成したカッターは、急ごしらえの一時利用ツールとは思えないほど役に立ってくれました。
こんな感じで切れるという参考までに動画を載せておきます。
力をかけなくても自重で切れていきます。これで7.5V・1Aくらい。
慣れてからはもうちょっと高い電圧で切りました。
最終的にゴミ袋に収まるサイズに緩衝材を解体して廃棄できました。