折れたはめ込み式のツルをネジ止めに改変
老眼鏡と同様に眼鏡型ルーペをよく使います。いろんな製品があるようですが、私の場合は百均〜数千円の低価格モデルを複数持っています。
先日、その中のひとつのツルが折れてしまいました。眼鏡型ルーペとしてはコンパクトでレンズの性能も良く、気に入っていたのですが、よく使う道具ほど壊れがちですね。
買い直そうとしたのですが、見つからないので自分で直すことにしました。
元の構造ははめ込み式でした。これはちょっと修復不可能です。
同じような構造を3Dプリントで再現するのも難しいので、ネジ止めに変更しました。
ヒンジ部分の穴にはM2のネジがぴったりハマります。これはラッキーでした。一般の眼鏡用の極小穴だと3Dプリントで対応するのは難しかったでしょう
微妙なカーブは手曲げ
ツルの部分は、頭や耳にフィットする立体的なカーブが必要です。しかし、これも3Dでモデリングや出力を行うのはハードルが高いです。
そこで、モデリングでは2Dカーブにしておき、3Dプリントしたものを手で変形することにしました。
PLAは60℃くらいで柔らかくなりますので、ドライヤーで温めれば容易に曲げることができます。
実際にやってみると思ったより簡単で、いい感じに曲げることができました。
今回はヒンジ部分とは分けて作りましたが、後から曲げるのが簡単だったので、次の機会があれば一体型で作ろうかと思います。
ところで、眼鏡のツルって英語で"temple"っていうんですね。